ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2024.2.18 16:48日々の出来事

にしやんの五重塔の論考は素晴らしい。

DOJOサポーターの「にしやん」の論考は素晴らしかった。
やっぱり書ける人だったか。
「ゴー宣DOJO」が「女性の地位向上」を目標の一つに
掲げていたことは間違いなかった。

ヒステリック・フェミのキャンセルカルチャーには
いっさい共感できないが、「にしやん」の主張には大いに
納得できる。

誰かに影響を与えた意見は、社会に静かに影響を及ぼして
いく。
「ゴー宣DOJO」に集う読者たちが「ジャーナリスト」的な
役割を果たせるはずだと、考えたわしの予想に応える論考を
「にしやん」が書いてくれた。

ようするに「方法論」の問題なのだろう。
過去の文化が男尊女卑を含んでいたにせよ、当時の
文化をキャンセルしよう、消去しようという暴力的な
方法論が革命に近いから嫌悪感を催すのだ。

「革命」は危険、「改善」は必要と構えるのは、「保守」
の精神であり、「近代化」という必然的な時代の流れは、
不合理な考え方を、どっちみち必要としなくなる。

そして、「近代化」は必ず国力の衰退を招くのも、
必然なのだ。
わしはインドの4億の子供たちに、希望を託す。
それが将来の日本のためになると考えて、インドでの
『おぼっちゃまくん』のアニメ放映に賭けている。

昨日は「文明論の概略」をテキストに論考したケロ坊
と話し合ったが、毎週書くことには躊躇していた。
泉美木蘭さんがライジングで毎週かけるのは、やはり
プロだからだ。
素人があんな風に毎週、テーマを決めて書けるはずがない。

毎週が無理なら隔週でもいいし、毎月でもいい。
書くという行為は右脳の発想を左脳で整理するので、
確実に頭が良くなる。
その上で、「面白さ」「可笑しさ」などを付け加えて
いけるなら、ほぼプロの域に達することが出来る。

最初の閃きが重要であって、現在のプロらしき自称
ジャーナリストは、その右半球の閃きが全然足りない。
マスコミや週刊誌がねつ造した俗説をネット記事などで
拡散しているばかりで、社会を劣化させている。
DOJOサポーターは大いに奮起して挑戦して欲しい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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